安眠には枕選びが重要!QOLを上げるための基本的な枕選びのポイント

       

公開日:2023/04/15  最終更新日:2023/03/20

安眠は健康を維持するためにとても重要です。脳が休まり、1日の疲れが回復し、ストレス解消にもなります。穏やかなメンタルを得ることで、日々が豊かになるでしょう。そこで、枕選びを慎重に行うことがポイントです。人それぞれ、適した枕は異なるので特徴を理解しましょう。枕選びに悩んでいる方や、生活の質をあげたい方に必見です。

快適な睡眠を実現するには素材が重要?

枕選びは、気に入った素材を選ぶことが重要です。肌に触れるものなので、快適さを重視しましょう。また、アレルギーや、音・匂いに敏感な場合は注意が必要です。ここでは、素材ごとの違いを紹介します。店舗で触れるときに意識してみましょう。

ポリエステルわた

ポリエステル繊維を、わたのように加工したものです。軽量でフカフカした質感なので、天然綿のような心地よさがあります。通気性がよいので汗がこもりにくく、匂いのもとになりません。

また、水洗いができるものが増えているので、清潔感をキープできます。さらに、天然綿のように、細かいほこりが出ないこともメリットです。綺麗好きなかたは、ストレスなく使える素材でしょう。

羽毛・羽根

羽毛枕は上質な柔らかさと弾力が特徴です。頭が沈みすぎず、適度な位置をたもちます。中には水鳥の綿毛がはいっており、冬はあたたかく、夏は優れた通気性がメリットです。

注意点としては、動物性の素材なのでアレルギー反応や、匂いが気になる場合があります。ネット購入はひかえ、店頭で触れて選ぶことをおすすめします。

また、羽根枕というものもあり、羽毛枕とおなじく、中は水鳥の綿毛です。しかし、羽根枕は毛の量感が少なく、ほかの素材で補っているため、やや重みがあります。質感の好みや価格を比較して選びましょう。

ウレタンフォーム

ウレタンフォーム枕は2種類あり、圧をかけるとゆっくり元にもどる低反発素材と、固めで形状が変化しにくい高反発素材になります。低反発素材は柔軟性がありながら、頭が沈みすぎず、包み込むような感触があります。

重さをしっかりと受け止めるので、仰向けでも横向きでも、首に負担がかかりません。高反発素材は反発する力の影響で、寝返りが打ちやすいことが特徴です。また、丈夫なので耐久性もあります。2つを比べてみて、首や体にストレスがないものを選びましょう。

ビーズ

極小のビーズがはいっており、もちもちとした柔らかい素材です。かなり自由に変形するので、頭にフィットします。反発力はないので沈みやすいですが、肌触りのよさを好むかたは多くいます。

ウール

羊毛が多く、空気をたっぷり含み保温性に優れています。また、弾力があるので柔らかい質感が好きな方に向いています。羽毛などに比べると、お手頃価格が多いので選びやすい素材でしょう。また、化学繊維より静電気が起きにくいので、乾燥シーズンの使用におすすめです。

クラッシュラテックス

複数のゴム素材を混ぜて砕いたもので、弾力性と高反発が特徴です。頭をしっかり支えつつ、柔らかい質感も兼ねています。注意点としてゴムアレルギーのかたは、症状がでる可能性があるので踏まえておきましょう。

形にも注目してみよう!

安眠への注目が高まる現在、枕の形状はバラエティー豊かになりました。ここでは、形状による違いを紹介します。

標準タイプ

一般的な長方形です。中心にボリュームがありますが、素材によって大きく寝心地が変わります。大人から子どもまで、安心して使える形状です。

くぼみタイプ

中央がくぼんでいるタイプで、安定感があります。仰向け・横向きどちらも対応するので、多くのかたが好む形状です。とくに横向きで寝る場合、耳への圧が少なくなるので、気になるかたにおすすめです。

ウェーブタイプ

低反発枕でよく見かける形状です。首元が盛り上がっており、頭を安定させます。後頭部に丸みのあるかたは、フィットしやすい傾向があります。

アーチタイプ

緩やかなカーブを描いているタイプで、腕付近まで先端が伸びています。首・肩・二の腕を安定させ、体圧を大きく分散させることが特徴です。

ハート型タイプ

首にあたる部分がへこんでおり、上からみるとハート型になっているタイプです。首から肩にかけての負荷が少なく、低反発枕に多く取り入れられています。

ユニットタイプ

素材を節にわけて詰めており、中身がかたよることなく使えます。中央が低くなっているものが多く、頭がフィットしやすい形状です。

ロングタイプ

ダブルベッドなどで寝るときに、二人でつかうタイプです。一人使用も可能で、寝返りのとき枕の外に頭が落ちにくくなるので、体へのストレスが軽減します。

まとめ

枕選びのコツは、高さと硬さを意識するとよいとされます。体型や体重によって、枕の構造は安眠につながるからです。しかし、一番重視すべき点はリラックスができることでしょう。自然と寝入ってしまうような、心地よさはとても重要です。

近年Qualityoflifeという言葉が、生活に浸透しています。QOLと略されますが、生活の質をあげることや、満足度・幸福感に価値をおくことを意味します。枕選びにもQOLの考えかたを採用すると、個人の心地よさを優先することが理想です。

理論的に体に合っているとされる枕が、必ずしも心地よいとはかぎりません。直感的に好みのものを選ぶことで、本当の安眠を手に入れることができます。枕専門店であれば、知識豊富なピローフィッターがいるので、相談してみましょう。

また、店舗で試すことができると、失敗がありません。ぜひ枕にこだわり、QOLの価値観を向上させましょう。

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