快適な睡眠に影響する!枕の中身と素材の違いや選び方を解説!
公開日:2023/10/15 最終更新日:2023/07/05
日々の疲れをしっかり癒し、体調を整えるためには「枕の中身」について検討することがおすすめです。では、枕に使用されている素材には、一体どんな種類が挙げられるでしょうか。この記事では快適な睡眠に影響を及ぼす、枕の中身について、素材の違いや選び方の視点から詳しく解説します。ぜひご一読ください。
枕の中身に迫る!よく使われている素材の種類とは
私たちが普段の生活で当然に使っている枕ですが、中身にまでこだわりと尽くしている方は案外多くありません。毎日使っているものですが、無頓着になりやすいアイテムです。
では、枕には一般的にそんな素材が使われているのでしょうか。この章では、枕の素材について種類別に詳しく解説します。
枕の素材とはいったいどんなもの?
昭和の枕と言えば、そば殻が多く使われており馴染み深さを感じる人も多いでしょう。実は、現在枕の素材にはいろんな種類が用意されています。近年人気が高い素材には、「高反発低反発」の対応が挙げられます。
いずれの反発系も硬さに柔軟性があり、フィット感の好みを選ぶことが可能です。高反発タイプのなかにはファイバー素材のものも用意されています。
柔らかく、高級な枕と言えば羽毛や羽根、管理しやすく安価なそば殻、極小ビーズなども安定した人気を誇ります。柔らかな寝心地を追究したい場合には、羊毛という選択肢もあります。
枕の素材はどう選ぶべき?
枕の素材にはいろんなアイテムがありますが、非常に種類が多いためどのように選ぶべきか悩んでしまうかもしれません。1つ知っておきたいポイントとして、「アレルギー対策」を検討する必要があります。
たとえば、そば殻の枕は安価で人気がありますが、そばアレルギーの場合は避けておくべきでしょう。ウールやポリエステル綿は使いやすく人気も高いですが、ダニが発生しやすいため注意が必要です。羽根にも同様のことが言えます。
安眠を求めるための枕が、アレルギーにつながってしまうリスクがあるため、ご自身の体質に合わせた素材選びが必要でしょう。
枕の中身の違いを比較
たくさんの種類がある枕の中身ですが、具体的な違いとはどのようなものでしょうか。この章では、素材の種類について「違い」の視点から詳しく解説します。
違いを見極めるポイント
枕の素材を1つずつ試すことは至難の技です。そこで、違いを見極めるポイントを紹介します。枕の中身について違いを見極めるためには、お手入れのしやすさから判断することがおすすめです。お手入れのしやすさは、以下の3つの素材が挙げられます。
1つ目は「ポリエステル」です。ポリエステルは粒状の綿、もしくはパイプ(小さな筒状)にカットされて使用されています。ポリエステルは羊毛など、動物の毛とは異なり扱いやすく、丸洗いが可能です。
また、高反発素材の1つとして人気のファイバーも扱いやすさが好評です。一方で、ウレタン系やラテックス、羽毛などは枕の品質は良くても洗いにくいため、注意が必要です。
アレルゲンに強い枕とは
文中に一度触れましたが、枕の素材のなかにはアレルゲンとなってしまう可能性がある素材もあります。特に枕は寝具の1つであり、布団とセットでダニ類が湧きやすいため注意が必要です。アレルゲンの元となりやすい枕の素材には、羽毛や羽根、そば殻などの天然素材が挙げられます。
そば殻はそばアレルギーを誘発するおそれもあるため、体質によっては避けておくべき素材です。また、羽毛や羽根はダニ以外の虫も湧きやすいため注意しましょう。
一方、ポリエチレンやファイバー、人口のビーズ素材の枕は人口素材のため虫が湧きにくい素材として知られています。通気性も良く、扱いやすい枕でしょう。
匂いが良い枕はある?
人口素材の枕が多い背景には、汗や皮脂などの臭いを吸収しにくい、というメリットが挙げられます。一方で、人口素材であってもウレタンは匂いを吸収する傾向が強いため、注意が必要です。
匂いの良い枕も販売されており、天然にヒノキの臭いを活用した枕は、チップが程よい硬さを演出してくれます。森林浴を楽しめるような、ヒノキ特有の良い匂いがするため、人気も高いアイテムです。
快適な睡眠を実現する枕選びのポイント
毎日ぐっすりと、穏やかな眠りを手に入れるためには、枕選びをとことんこだわりたいものです。快適な睡眠を、枕を通して実現するためには、どのように枕選びを行うべきでしょうか。
すべての素材には一長一短がある
人口の素材から天然素材まで、枕の素材にはいろんな種類がありますが、すべての素材に言えることは一長一短がある、という点です。デメリットの無い素材はないと言い切ってよいでしょう。
たとえば、人口の素材は扱いやすく洗えるように設計されていますが、柔らかさは寝心地を天然素材と比較すると、差を感じる傾向があります。洗う際に工夫がいるものの、ウレタンなどの素材は首や頭にフィットしやすく、姿勢に悩まされている方におすすめです。
このように、素材には個性があります。メリット・デメリットを比較してから、自分に合うベストな枕を購入しましょう。
まとめ
この記事では、枕の中身や素材について詳しく解説を行いました。枕の中身として使用されている素材には、実に多くの種類があります。人口・天然と大きく2つに分類できるものの、人口の素材も非常に品質が高まっているため、じっくりと素材の良さを比べながら枕を購入することがおすすめです。また、枕の素材にはアレルゲンなどにつながる素材もあるため、十分に注意しながら決めましょう。